シンガポールの求人で面白いものが。
①同じ日に出た募集
②同じ求人(多分)
なのに
①派遣会社によって説明の詳細内容が結構違う
②給料範囲が結構違う
③下手をすると職務内容説明の印象も変わる
とりあえず紹介します。まず一社目。
インテリジェンスアジア
【ポジションタイトル】
Editorial Staff
【仕事内容】
日系有名メディアの編集業務を行って頂きます。
1)英語記事を日本語記事へ翻訳
2)日本語の文章を執筆し原稿作成
3)英語の記者会見を日本語に要約
【給与】
S$3,300~(ご経験により)
【応募資格】
1)英字新聞を読解し、日本語へ要約することが出来る方
2)翻訳経験の有る方
3)英語ビジネスレベル
【推薦ポイント】
英語力を活かせるポジションです。シティ、駅前のビルで通勤便利です。
続いて2社目
TEXSEAR(テクシアー)
【Job Responsibilities / 職務内容】
・主に翻訳業務
ニュースなど記事の翻訳 英→日。
・状況に応じて支局長のサポート(支局長の希望としては、サポートとしてインタビューを任せたり、取材もサポートしていただきたい)←状況により。
【Requirements /応募資格】
・TOEIC900以上
・文章の作成がうまい人
・翻訳経験者
・日本人男女、40代前半ぐらいまで
・ワークパスが取得が必要な方は大卒以上
・ニュース記事や本などの翻訳経験があると良い
【Salary・Job Compensation / 給与、その他待遇】
SGD3500~4000まで
という感じでした。両方読むとちょうど良いですね(笑)
純粋に求職者の視点で見たときにどちらから応募するか、と考えるとじゃあ
高いほうで・・・
となりそうですよね。ですが、ちょっと待ってください。
自分の 市場価値がどのくらいかを考えてみてください。もし、自分の価値が高いほうに(4000SGD目標?)見合うと思うなら、絶対そちらで出したほうがいいです。
ただ、もし自分の価値は 4000SGDはないけどこの仕事がどうしてもしたい、という感じならあえて安いほうでエントリーしてみるのも手かもしれません。平たく&悪く言えばダンピングですが、安めの自分と高めのほかの人を比べてどちらを採用するかは人事や採用の人が決めることです。「採用される」を第一目標にするなら、可能性を減らさない努力としてはありかもしれません。ただ、自信が無さ過ぎるのも良く思われないので、さじ加減が大事かもです。
大体派遣会社も月給~か月分といった感じで紹介料をもらうので、派遣会社的にも給料は多いほうがいいと思います。それと、大体は派遣会社から
「いくら欲しいですか?」
と聞かれます。もしFace to Faceなら
「職務内容と自分の経歴などからして~位かと思いますが、どうでしょうか?」
位は聞いてみてもいいと思います。その返事(表情や発言、空気)から妥当な額を探すというのが現実解です。ただ、海外就職は結構メールベースで話が進むことが多いので、そこは結局は自分で見極めるしかないかなぁという感じもします。
他のエントリーしている人の相場より自分のスペックが低い&給料希望が高いと、募集している会社の採用担当者に見てもらう前に派遣会社の書類審査で落ちます。募集企業の人にまず履歴書を送ってもらう事を優先するなら、セルフダンピングは戦略としてはありかもしれません。
とはいえ内定が決まってから
「他社だとこの給料だったので、これでお願いします。」
は、多分後だしジャンケンはなはだしいので辞めたほうが、とは思います。自分の相場と相手の相場を上手くすり合わせられないとお互い不幸になりますからね・・・
※あくまでも私の肌感覚の話です。人材派遣会社などを実際に経営している、または人材会社で仕事をしていた人でおかしいなぁと思う記述があると思われた場合、教えていただけると幸いです。