やのなのねのblog

学校教員→通訳学校→インドのIT企業で通翻訳(日本語スペシャリスト)→日本・マレーシアの合弁アニメ系企業で通翻訳(通訳多め、トランスレーター)→シンガポールの日系メーカー(通訳専属)

カテゴリ:クアラルンプール現地採用生活記 > マレーシアで感じた事

IMG_5457
いつも買い物にいく家近くのイオン。最近よくお惣菜コーナーに
ちょっと見慣れない物体が並ぶようになっています。

マレーシアイオンでは店内放送は音楽が中心です。言語は英語だったりマレー語だったりします。
そんな中、突然子供が歌う(微妙に下手ウマな)日本語の歌が聞こえました。

コロッケのうた

個人的には、一回目に聞いたときは固まりました。

本気か、イオンマレーシア!?

マレーシア人の99.89%はきっと

「コロッケにしてねママ」

の意味が分からないし、多分この歌とこの食べ物のつながりが
分からない人がほとんどじゃない!?というのが個人的には気になるのですが・・・

イオンさんが精一杯推してます。
せっかくここまでイオンさんがしてくれたのなら食べなくては。

IMG_5456
という訳でクリームコロッケを購入。
1こ1RMなので大体30円くらい。
IMG_5455
味は良い意味で普通のコロッケです。更に、バリエーションも豊富。
IMG_5503
紫芋コロッケ
IMG_5506
紫というよりも若干ルックが黒い。
IMG_5507
中身は確かに紫芋・・・だと思われる。ソースが欲しい。
IMG_5502
つづいてエビコロッケ
IMG_5510
見た目は普通
IMG_5511
かすかにエビが見られます。ほんのかすかに。なんとなくエビの
エキスが入った味だったし、入っていたのでうそはついてない。
嘘はついてないけど、これでエビって言って欲しく無いなぁ。コーヒーで

「ブルーマウンテンブレンド」

っていって、ブルーマウンテンが1%混じってればOKみたいな感じですね。
IMG_5504
他に、チーズコロッケもあったのですが、チーズコロッケを
買ったのになぜかエビが入っておりまして、試せませんでした。

いや、ルックで判断が付かないのはわかるよ。難しいからね。

「もしかしてさ、コロッケの種類が混ざってそうじゃ!?」

という予想をきっちり裏切らないあたりがなんともいえませんが、まぁ仕方ない。
別の機会にしたいと思います。

数年前作ったスピッツの声に似た人のをなぜかすき家マレーシアの店頭で流し始めた
戦略に似てますが、これを流すことで売り上げは上がるのでしょうか?凄く気になります。

それと、日本人としてはやはりソースが無いと物足りません・・・
が、よく考えると、マレーシアはイスラム教国。多分日本のソースは
ハラルじゃないっぽい、つまりソースをからかけられない。

マレーシアだとトマトケチャップかチリソースをかけるあたりが無難なのだろうか。
まぁそのまま食べてもまずくは無いけど、なんかしらのソースが欲しい。

オタフクソースとかがハラル対応ソースを作ると売れるか!?

日本語の歌で、マレーシア人を洗脳することは可能なのだろうか・・・
答えが分かるのは10年あとでしょうね・・・

IMG_5338
前回エアアジアの不当表示に関する記事を書きましたが、
このイベント自体はなかなか一見の価値はありました。

①どういう人が、マレーシアから海外旅行に行くのか
②どこに行くのか
③いくらくらいかかるのか

というのがちょっとクリアになったからです。

まず、この会場に来ているのは間違いなく90%は
中華系マレー人です。ハラルでもOKとかいう記述が
時々見受けられますが、あまり意識していない印象です。

行き先は、ヨーロッパも多少は見受けられます。
IMG_5332
イタリアツアー13万円!これでも格安なほうです。
しかし、ヨーロッパツアーよりも圧倒的にアジアが人気です。
IMG_5345
バンコクやベトナムで4-5万円のツアーなどがありますが
一番目立つのが、台湾・韓国・中国本土・それと日本です。

まずは中国
IMG_5336
5万円くらいからスタート
IMG_5330
色々なツアーがあって価格帯はこんな感じ。
それに比べて日本ツアーはどのくらいかというと・・・
IMG_5333
急に値段が上がります。最安値で18万円。
IMG_5327
結構、冬の北海道ツアーは良く見かけましたが20万円くらい。

それに比べて韓国は・・・
IMG_5328
7万円~10万円ちょい。
IMG_5335
日本の一人分で韓国は2人分出ます。ま、物価違うので
仕方ないといえば仕方がないですが。
IMG_5337
そして台湾は韓国と競るか中国本土なみの事も。
IMG_5329
かなり頑張った値段設定になっています。
IMG_5334
日本ブランドを維持したいのも分かるし、値段が高いのも
分かりますがもう少し安くならないとなぁという感じです。

それと、あの国のツアーもありました・・・
IMG_5339

IMG_4536
マレーシアに来て、お土産に困っている方も結構いるはずです。

ドリアンチップス&ドリアンチョコなどは、正直な所
多くの日本人の舌には合わないんですよね。

職場に持っていこうものなら朝鮮人参系のお菓子と
同格の扱いを受けて、大掃除で「もういいよね」で処分。
または、忘年会の罰ゲームで食べさせられる位になります。

日本への肉製品持込が一切禁止となったので、
チャイナタウンで売っているジャーキー系なども×です。

セントラルマーケットで売っているなまこ石鹸
最近はメジャーですが、一人一個は大変。

そんななか、私のお勧めを紹介します。 トップの写真にあるように、
グァヴァ、ライチ、マンゴーの飴です。
IMG_4539
グァヴァは中に地味にすっぱいのが入っていて、
病み付きになる味です。(それぞれに中にすっぱいのが
入ってますが、これが一番インパクトがあっておいしい)
IMG_4538
楊貴妃がこよなく愛したといわれるライチは、味や風味が
かなり果物に近いです。南国の太陽を感じられる味です。
IMG_4537
万人受けするマンゴーの素材の味が、ちゃんと出ています。
なんだかんだで日本人も大好きなマンゴーです。
IMG_4536
で、この3個に共通する

「日本の風味」

という表示。日本人からすると

1)日本の風味というより南国の風味である
2)日本ではあまり採れない果物ばかりで日本の風味ではない
3)日本の風味だけど、隠し切れないメイド・イン・マレーシア

と、つっこみどころが満載なのですが、
おいしい上に安い(一袋80円ほど) です。

購入方法ですが、イオンなどのお菓子売り場に並んでます。
視察やら観光の合間にガバッと買えるし、重くない、
そんなにかさばらないし、数が多いからばら撒けるので
会社などでのお土産にとても便利です。

デスクワークで疲れた脳に糖分を補給してもらいたい、
日本でも南国の香りを体験してほしい、そんな願いを
込めて3点セットを買って日本に持っていくと、
確実にドリアン系を買っていくよりも喜ばれます。 

「おすすめもわかるけど、もちっとしっかりしたのが良い」 

と思われるかもですが、安全牌ということで・・・ 

poo
とある人が色々とあって通訳に入ったのですが、
ものすごく抽象的に言うと日本人の駐在員が

「言われたこと以上のことをできないと、やっていけないよ」

と言うのに対してローカルの人が

「言われたことを忠実に実行しようとして何が悪いんですか?」の

日系マインドVS海外ローカル人材

による電流爆破デスマッチ(やや平行線)という
割と海外進出した日系企業でならどこでも見るやりとりを通訳しました。

結論から言うと、ローカル側の人の落ち度なんですけどね。
言われたこともできてないし勤務態度とかアウトプットとか、
個人的事情とか色々改善の余地がありすぎる。

でも、日本側に落ち度がまったくないとも言えない。
(まぁその落ち度も個人的問題とかではなく諸事情によるのでアレですが)
落ち度を比率でいうとローカル:日本で9:1くらい。
でもこの1は相当根が深いと思う。

「言われたこと以上の事をしないといけない」とは何か?

日系企業にありがちなフワフワしたJob Description に明記できない
この曖昧な事が出来る人が日本では評価されます。何となくそこを感じて
空気を読んでやらないといけないことを言わなくてもやってくれる人とか、
日本で評価されるじゃないですか。でも海外でできる人を探すのは難しい。

「ついでにこれも」

って上司がその場で思い出した面倒なかなり重たい仕事を投げても、
そこから色々推測して動いて結果を出してやってくれるのがいい人、みたいな。
そうなって欲しい際に、日本でよくある叱り方としては

「ほかの人はこんな風にしてる」

と例示するやり方があります。分かりやすいし、いいですね。

例えばうちの会社は新人でもかなり遅くまで残って
仕事をしている人が数人いる環境だったりするとします。
人によってはマレーシア人でも日本人的仕事の仕方をしながら

「絵づくりができて楽しい〜」

という変態もいるかもしれません。そういう人はガッツがあり気合で数をこなして
勝手に伸びていくでしょう。私からするとこういう感覚がマレーシアでも見られるとしたら
ちょっと異常なのですが、

「そんな人を例に出しても特殊な例じゃん」

とか思ってしまうのも自然かもしれませんね。そんな人に対して、
更に「アーティストとは」といった話をしたりします。

「上手くなりたい、良い絵を出したい」
これはあくまでも自然の欲求。というかデフォだろ。

といってみたらどうなるかな。
まぁ伝わらないよね、言ったとしても。

「それがこの業界の人だから、ほかの人と相談したり技を盗んだり、
というのは言われなくてもするのは普通。」

「むしろ上司の俺を超えてみろ!」

なんていう事を言ったりした日には

「無理っす」

としか思わないですからね。何が言いたいのか、
とか逆に思われてしまう可能性もありますから。

「そういう環境でプロフェッショナルは培われるものだ」

という感じだったりするかもしれません。

実際、会社が大きくなるのはそういう人(ある意味変態)を集めて
変態同士でインスパイヤしあってるからなわけで、良い意味で頭おかしい
人の集まりなんですよ。そういう空気は本当にスゴいし尊敬する。
まぁ、世界的にも成功している会社の上の方は変態の巣窟ですからね♪

「熱意があれば死ぬ気でやる」⇔「言われたことをするようにします」

の認識の違いは埋まるのかな?と思いますが、
どう考えても埋まらないと思います。理由は

①教えるのに手間ヒマかかる
②習得に時間がかかる
③変わる保証はない

なので、出来そうな人にやらせるのが吉ですね〜♪

駐在の人は結構こういった問題にもかなり冷静に対処していたので
そのへんは結構わかってて素敵だなと思いました。淡々と相手の
思想やメンタリティを吸い上げて、今後の参考にしていました。
この一件から日本人側に必要だなあと思った心構えをまとめると

①言い訳を許さない日本と言いわけでなんとかごまかせる文化の違いを割り引く

言葉よりもアウトプット(結果)で判断すべしという感じです。
大事なのは事前に相手にすべきことの通知を徹底して言い訳できない
様にしておき、証拠も残し、相手にもやればできたのに自分がダメなので
できなかった、とおもってもらえるようにする。カルトか。

②激詰めをしない

こっちの人は詰められるのに慣れてないので、
ソフトにした方がいいでしょう。たまにそのへんを無視して
みんなの前でケチョンケチョンにした結果、訴えられたり
復讐されたりとか聞きますので、ほどほどに。

③静かにポジションを変えて出来る人を取り立てる

できない人を叱ってできるようにする暇があったら、
ほかにできそうな人に時間を割いたほうがいい。
あとは、配置転換をするならなぜそう評価するかを
クリアにした上で、相手に納得してもらう事が必要。

もしできそうな人材がいないなら採用か運営か給料か
仕事に問題があるか会社に魅力がないかとかだと
思うので、他の問題を解決する必要がありそう。

会社としてそういうプロとしての闘魂を注入したい
方針のようなので、全体的に大変だけどそれなりに
まとまってやってる感じなので素晴らしいと思います。
結局熱意が無いと伸びないのは事実だし、熱意がある人を
鍛えて重用する、ない人でもそれなりに頑張ってもらう
というのが定石だと思います。

「この業界ってやっぱキツイですか?」

という質問をするなら

「君はこの業界に入らないほうがいい」

と答える業界かもね、とそこそこ上の人が言っていましたが、
ガチでそうなんだなと思います。

こんな感じだから大変だけど、仕事は今日も楽しいです。

58_header
少し前に、知り合いと一緒にChildren's homeといった
感じの所を訪問してきました。 色々あって、親と一緒に
住めない12才以下の子供が20人くらい暮らしています。
画像 716
こんな感じのバックパッカー宿っぽい所に住んでいます。
以前勤務していた学校も寮があって似たような感じでした。
まぁ、その学校の方は3人部屋でこちらはもっと多そうでしたが。

そこで私はゲーム担当になったので

日本人の大人VS孤児院子供

のゲームとかを運営しました。それなりに楽しんでもらえました。

帰りは、ある日本人の家族に車で最寄駅まで送っていただきました。
その車内での会話の中で、 子供がふと発した言葉が気になりました。

「あの子達、かわいそうだね」

食事も好きなものが食べられない、集団生活。親と生活できない
孤児院暮らしは、駐在子弟として日本人学校に通う子供から見たら、
やはりかわいそうに映るのだろう。家庭や資金、教育もそうだが
時にそれ以上に大きな力を持つ文化資本が家庭内で引き継がれる。
その孤児院の子供には、無いものだ。そこを比較したら「可哀想」だろう。

しかし、この孤児院ではその日本人家庭にないものがある。
マレーシアという国の性質上、メンバーは中華系・インド系・マレー系が
人種に関係なく生活する。運営者はインド英語とはいえしっかりした
英語をしゃべる。そして皆近所の学校に通って一生懸命勉強している。
本人にはそんな意識はないだろうけど、一人で生きていくために。

この子達が労働市場で戦う20年後はどうだろうか?
この孤児院で少しだけ、上に書いた回答が揺らぐ可能性がみられた。

今回のゲームの説明は日英両方で行なった。説明の順番は
まずは英語で、次に日本語で行なった。英語で説明すると、
孤児院の子どもは皆大体一回で理解できた。日本人の大人は、
私からの日本語の説明を待っていた。

そういえば、孤児院の子供は英語で自己紹介をしてくれた。インド系の
女の子は、消え入りそうな声で話してくれた。(英語をインドで教えた
際に女性のエンジニアがこうだった。これは聞き取れなくて本当に困る。)
一方、日本人の子どもは自己紹介が英語でできなくて親に聞きながら
自己紹介をしていた。もちろん、私の英語の説明も分からなかったと思う。

たかが自己紹介の英語。そして、たかが10才の時の英語力。
日本人子弟の子供が親や文化資本にも恵まれ、思い切り勉強して
成長していけば、きっとそちらの方が将来的に幸せを掴む可能性は
今の時点では高いはずだと思う。今でもまだ「日本」はブランドだ。

10才位の子供の時点で優劣は分からない。孤児院から天才児が出て
ハーバードを卒業する事も理論上可能だし、日本人師弟がどこかの
インターナショナルスクールで麻薬を覚えれば人生はアウトになる。
可能性は無限なので、そう言った可能性は除いて普通の話をしよう。

普通の話をするとマレーシアではもちろん教育レベルに大きく
左右されるものの、英語は何とか仕事で使えるレベルの人が結構いる。
対する日本はどうかと言うと、英語力に説明は不要だろう。
そしてこの英語力の差はこれから先、広がる可能性の方が高い。
もちろんマレーシア人ができるようになって、日本人はあまり伸びない。

「日本ドメで英語ができないノースキル文系大卒」



「小さい時から異文化に揉まれて生きる、中国語と英語を話せる人」

になる。30年後、日本も少子高齢化に対処もせず国力を失い、
日系企業も死屍累々になった場合、どちらが生きやすいだろうか。
どちらの方が、選択肢が広がるだろうか。私は、30年後には
後者の方が選択肢が多いのではないか、と感じている。

「あの子達、かわいそうだね」

30年後に同じセリフを言えるか、私には分からない。
そういえなくなる原因は、私は危機感がない事だと思う。
日本側はこういうことに対して、みんな他人事で対岸の火事。
どうなるかは全くわからないけど、私からすると不安だ。
70_header

このページのトップヘ