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日本出張のついでに、アルペジオを見てきました!前作が総集編&予告編のような感じでしたが、ついに続編でTVの後の世界が描かれました。以下感想です。

全体の感想

綺麗にまとめたよなー。武蔵と大和とアドミラリティコードの関係は面白い。父親の描き方もちょっと意外で良い。結局、群像はあまり何もしてないけど、艦隊の問題を自己完結させたんだなぁと。

あと、船員は徒然草の木登り名人の話しを読んだほうがいい。

アニメーションについて

①好き嫌いの問題ではあるけど、アシガラの暴走が若干ノイズ。グリグリ動かしすぎな印象。動かないと間が持たないかもだけど、TVシリーズのマヤの場合だとピアノがあって良かったんだなと。小道具の使い方が大事。いっそ妹とかにしてアニメデータ部分的に再利用しても良かったような、でもストーリー的に重たいか。動きのカタさがあった印象。

逆に、
TVシリーズのヒュウガによる「あーん、イオナ姉様~」的な動きの方が、やっぱ馴染みがあるよなーと。

生徒会についての正直な感想

①生徒会設定本当に必要?のメタ発言はガチでそうだと思う。全体の尺的にバトルでなくドラマパートが欲しかったのかな。

②生徒会は戦い方が少しおかしい。撹乱の指示が出てないのに連携して相手をかく乱しようとしてる。意思疎通も連携も事前に無い、アドミラリティコードに従ってない自分で考えた逸脱行動はありなのか。アドミラリティコードに例外は許されないハズ。

金剛さんについて
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金剛は独身干物になる。
金剛さんは、きっとペットにハマる。

ストーリー的には、例えば金剛さんがアラスカに幽閉されていて、ウラジオストクから北極に行くついでに立ち寄り、フェイストゥフェイスでイオナと話しをする、んでイオナ元気になるとかの方が絵になっていたと思う。

それこそ生徒会の会議丸々無くしても、そこのドラマを描いた方が絵になったと思うけど。情報は、日向っていうジョーカーがいるんだからそこからソースで入れれば流れは自然になりそうだが。

3DCGだから出てしまう問題点や感じたこと

①オサカベマキエさんが船上で話すときに、ハルナとか後ろが無表情過ぎ。立ってるだけでなく何かしら欲しい。何かしらのアクション(うなずきとかでいいから)があると全然違う印象になると思う。生徒会も同様なことがあったかも。

②生徒会の女の子がテーブルに頬をつけるシーン、難しいよなーー。めり込んではいないけど違和感。

「シドニアのシーズン2の光合成シーンでベッドに寝ていた仄シリーズの胸」

位の質感が欲しい。あれ、相当難しいと思うけど良く作ったよな、3Dで。

③ウラジオストクの絵のディテールはすごいけど、馴染みが甘い。霧とかかけた方が良かったかも。背景画に載せてます感が凄くてや群像が浮いてた。

④タカオの目がハートになるシーンの2d感が嫌いじゃなかった。あれ3dデータじゃないとおもうけど、そうだったら申し訳ないです。

以上です。

以前関わっていたからこそこれを作る大変さも分かります(どうやって手を抜くかもちょっとだけ分かります)、でもとてもよくできていたと思いますので是非見て欲しいですー!