images
シンガポールで仕事を始めて、気がつけばもうすぐ半年になります。まだ感覚としては1-2ヶ月な気がしているのですが、早いものです。

この体感時間が経つのが早い理由の一つとしては、やはり仕事が大きな原因の一つだと思います。特に、出張が最近増えています。通訳として上司の行く先には一緒に行く必要がある事が多いので、直近の一ヶ月では営業日の半分はシンガポール外にいました。来週も出張で、日曜夜に出発予定です。

今までインドやマレーシアで仕事をしていた際には、通訳翻訳の仕事で出張はありませんでした・・・しかし、今の会社の役割ではそうではありません。

ちなみに、以前の私が「出張」という言葉を聞くと、こんなことを考えていました。

1)隙間時間に観光いける?有給あわせてとれば飛行機代無料で観光?

2)昼間便での移動は甘え、夜行で移動して時間効率よくやるべし。

3)毎日美味しい食事食べられそう。

4)そこそこ良いホテルに泊まれるんでしょ?いいなぁ。

5)自分も行ってみたいなぁ。


今はこんな感じです。

1)思っていたよりも自分の時間が取れないじゃん。

隙間時間というのがそもそも無い。びっちり仕事をしたらそのまま帰る感じです。有給に関しては、日本の規定ではNOですが、シンガポールオフィスはもしかしたらOKかもとの事。しかし、有給がまだ充分貯まっておらず、使えません。更に仕事が忙しすぎて「ついでに休暇を・・」という気持ちがわきません。

それに、出張で行く先は大体決まっている(営業所とか工場があるところ)ので、自分が行きたい観光地にいけるわけではないです。

2)疲れる(特に夜行)

移動も、1-2時間とかなら大丈夫ですがシンガポールから中国とか中距離の移動だと地味に大変で疲れが残ります。

シンガポールエアだと例えば上海→シンガポールが深夜発6時頃着の夜行便とかありますが、シンガポールに戻って仕事をしても、あまり集中できないです・・・疲れるのでもう使いたくありません。

バックパッカー時代にはホテル代を浮かすため、時間効率アップのため夜行便好き派でしたが、経費でホテル代出るし、眠い中で我慢大会しながら仕事をする事になるだけなので、自分から進んで夜行を利用するメリットはあまりありません。不可能ではないですが、

夜まで仕事でフル稼動
夜行便移動
朝から仕事でフル稼働

のサイクルを毎週のようにやるのはやはりキツイと思います。

3)ホテルのビュッフェに飽きる。会社の人との飲み会でも、結局通訳。

ホテルの朝食ビュッフェが昔は好きでしたが、大体どこに行っても同じような物が出るので今は特にうれしくありません。

美味しいものは食べられますが、仕事で行っているので飲み会でもランチでも通訳する必要があり、ゆっくり食べられません・・・が、最近それにも慣れて来ました。

同じ言語の人同士で話しているときに可能な限り食べておくのはもちろんのこと、会話の際にもこんな感じで通訳をします。

話者A「ところで~の件ってどうなってます?あれは本当に・・・」
矢野  食べる
話者B 聞く

話者A 食べる
矢野 通訳
話者B 聞く

話者A 聞く
矢野  食べる
話者B 「あの件はですねー、私も注意していたのですが・・・」

話者A 聞く
矢野 通訳
話者B 食べる

的な感じで、結構食べるタイミングを見計らえるようになって来ました。時には多めに口に入れたり、少なめにしたり、あえて口に入れないこともあったり、などなど。美味しく味わうというよりも、栄養摂取です(涙)

4)ベッドに入って寝たら同じ

バックパッカー時代から思っていましたが、やっぱ目をつぶって寝ちゃえば同じです。バスタブとかアメニティとかが違いますが、ほとんど使わないし。

私の宿泊体験が一泊2000円の安ホテルから一泊1万円以内のホテルに上がっただけだから、もしかしたら本当の高級ホテルのよさを私自身がまだ味わっていないだけなのかもしれませんが・・・。

5)他の人から「良いなー」といわれるけど、楽じゃない。

会社がお金かけて移動させてる分、成果が求められますし楽ではないです。以前は私も無邪気に「たまに出張行けると良いなぁ」と思ってました。今は「キライ」では無いですが、積極的に「行きたい」とはならないですね。

選べるなら、月に1回位だと気分転換になるのでいいですね。もう少し有給が貯まったら、会社に有給とあわせての使用を申請してみたいと思います。