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やのなのね通訳翻訳研究所を立ち上げて半年がたちましたが、色々な人と話をしていく中で、通訳翻訳キャリアの最初をどう進めるかを研究してきました。私が通訳翻訳で就職活動をした頃(2009年~11年)は、通訳翻訳の案件が今の2014~15年頃と比べると、ほぼ半分以下の案件数しか派遣会社から出ていませんでした。最近の話だと、その状況も変わって案件の数は増えています。しかし、通訳未経験の人に対する評価はいまだに厳しい状況が続いています。

何よりもこの組織を立ち上げてよかったことは、様々な人とお話をできた点です。私の経験を他の人に共有するとその人の経験や知見、立場から考えて自分の道にそれを適応して新たな選択肢を選ぶ事ができます。中には私が選ばなかったことを選ぶ人もいますが、話を聞いてみるとそれがその人にはベストと思われる、といったこともあります。どんな選択にも利点と欠点があり、それぞれの人に様々な背景があり、リスクをとりながらもそのなかで動こうとしています。

通訳翻訳を目指す人は、「現在の通訳・翻訳界の大御所」といわれる人たちの成長物語を聞くことがあります。

・東京オリンピックの際に大学生ながら通訳として仕事をした。当時は力がなくて周りの人に散々迷惑をかけながら何とかやりきった

・普通の会社に就職したら、会社の人がみんな英語ができないので「君はできるからやってくれ」といわれて社内で通訳をすることがあり、それをもっとやりたくなった

・何年も通訳学校で勉強をして、一歩一歩成長をしていった

といった感じです。

「昔はみんなアマチュアだった」

という言葉がありますが、今の大御所は昔のアマチュアなのです(ちなみに私はまだまだ駆け出しです・・・)。

しかし現在の通訳市場を見てみると、現在未経験の人の状況はこういった一昔前とまったく状況が違います。英語ができない日本人といわれますが、以前と比べて英語ができる人が増えています。何年も通訳学校で勉強をする経済的・時間的余裕が無い人もいます。前職の実務経験が通訳として仕事をするのに生きない環境にいる人もいます(私の学校教員経験は、日本の組織で仕事をする点でプラスにはなりましたが、直接業務内容としては生きませんでした。)。こういった人には「通訳になる」というのは無理なのでしょうか?私はそうは思いません。

・通訳学校である程度勉強して基礎力をつける
・日本国内で仕事をして経験を積む
・日本国内でボランティアで経験を積む
・海外で仕事をして経験を積む

というあたり前のことが選択肢となりますが、その上で気をつける点があります。この背景を比較検討して、自分の状況を鑑みて何がベストかを選んでいくのが賢いやり方かと思います。今年も色々な人に話を聞きながら、色々な方法をやのなのね通訳翻訳研究所で模索していきたいと思います。

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