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↑ネパールで見つけたHiltonブランドの炊飯器。ひどい。

先週今週と出張者がきて対応が忙しかったものの、何とかクリア。
これから先の会社の方針が見えてとても面白かった。

日本の視点から見ると、アジアを日本のパートナーとして仕事をするのは
21世紀ではほぼ必須。それは安い労働力という単純な側面だけではない。
もちろん日本と比べれば安いですが、マレーシアも人件費が上がってきているし、
安い労働力という点だけでは工場を開設するメリットはあまり無いように思える。
多くの業種で生産から消費先になってきている(最近はすきやなど飲食とかも)。

逆にアジアの企業が更に自分の価値を高める上でも、「日本」が求められている
点もすごく感じる。過剰品質だなんだといわれても、最終製品における
変態的に高品質なジャパンクオリティの素晴らしい面は否定できない。

Hilton炊飯器はネパールで見つけたのですが、こういう安直なコピーで
ブランドの意味も分からずにやっているのは、悲しい例だと思います。
そこではなく、もっといい形で勝負をできるように、というか
もっといい形でお金を稼げるようになって欲しいなぁと個人的に思います。

日本の強みは現場で手を動かす人が高レベルなのと、現場監督者レベルに
できる人がいて、高品質を維持するための生産体制を作ることが得意、
品質管理の工程や細かい調整などが日本は得意、と言われてます。

しかしものすごく大雑把な例ですが、アイモードを作れたけど
アイフォンが作れなかったあたりに見られる、技術の
活かし方が上手くないといった面もあります。
(見方によってはその技術自体も遅れ始めているという面も)

今までの技術やオフショアを上手く組み合わせて
新たな業界スタンダードを作る、儲け方の仕組みを作る、
それを維持するための背後での調整とかその辺も
ちゃんとできると、恐ろしく強いなぁと感じます。

日本とアジアがお互いに「そのままの自分」でもダメで、
アジアも日本から学ぶ必要があるし、日本もアジアから学ぶ必要がある。

企業文化といってしまうとすごく安直なのだけど、そこの違いから
お互い忍耐が必要なこともある。人も企業も育つには時間がかかる。
長期的な目で見て、お互いに無理をしないでも関係を維持でき、
お互いにメリットが多い関係が作れれば問題はないと思う。

まぁ、大枠では問題なさそうで上手くいっている感じなのではないかなぁ、
と通訳をしていて思う。最終的には現場の人の相性がかなり大事なんだけど、
それと同じ位経営判断をする側の人格が問われるなぁと思う。その点、
醜い関係にはならなさそうな、大人な感じなのでちょっと安心。

まぁ問題を抱えている面も、大変な部分も多々ありますが。
大事なのは、持続可能な体制を作ること。これに尽きます。