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日本ではほぼ絶滅した狂犬病ですが、途上国ではまだまだ蔓延しています。
ネパールの首都カトマンズでは年間15000人が犬に噛まれて病院へ行き、
年間200人が亡くなっているという話を聞きます。

ちなみに狂犬病といっても、犬だけでなくサルなども感染源の
可能性もあります。もしかしたら発症しないかも知れないけど
発症するかもしれない。感染→発症するとアウトなのでいかに
発症しないかがポイントになります。
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ネパールに2013年末から年明けまで滞在した際に
足を犬に噛まれてしまったので、1か月かけてワクチンなどを接種した
経験を共有します。治療において気をつけるべきことなどをまとめました。

少しでも途上国で生活をする、旅行をする皆さんの参考になればと思います。

ネパールで狂犬病の予防接種をしていなそうな犬に噛まれた件

この写真は破傷風のワクチンです。
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犬に噛まれたら、すぐに石鹸などで洗浄し、消毒しましょう。
噛まれた当日(0日目)の治療は

破傷風(Tetanus:テタナス)

狂犬病(rabies:レイビーズ)のワクチン(vaccine:ヴァクスィーン)

です。0日目から3,7,14,28日後にもワクチン接種が必要らしいです。
私も5回ワクチンをうちました。

海外在住者・バックパッカー必見!海外で犬に噛まれた際に少しでも安く上げる方法

ワクチンをうっても、抗体が体にできるまで約1週間かかります。
噛まれ方にもよりますが、予防接種をしていない場合は
血清(serum:スィーラム)をうっておくことをお勧めします。
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この写真はウマ抗狂犬病免疫グロブリン[equine rabies immunoglobulin : ERIG]

ただ、ERIGは約1%の人でアレルギーが出ます。その場合接種するは
ヒト抗狂犬病免疫グロブリン[human rabies immunoglobulin : HRIG]。

後者は3000~4000USDとものすごく高額らしいです。
保険に入っていれば安心ですが、無保険は厳しいですね。

ERIG、HRIG共に噛まれてから1週間以内に接種しないと
意味がなくなるらしいので、なるはやで。

クアラルンプールで狂犬病のワクチンをうてる場所

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クアラルンプールの病院でも一応狂犬病ワクチンは接種できます。

住所: Lot LC 402-404, Level 4, Lot C,, Suria Klcc Jalan Ampang, Suria KLCC, 50088 Kuala Lumpur, Federal Territory of Kuala Lumpur, Malaysia
 
電話:+60 3-2382 3500

ただし、一回16000円と値段がおかしいことになっています。

 海外で狂犬病にかかりそうになって治療に困ったらカトマンズへ飛べ!

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ネパールの首都カトマンズにあるCIWEC Clinicは、
一応日本語ができるネパール人通訳がいて狂犬病の
薬をストックしています。こまったらここへ行ってみてはどうでしょうか。


タイのチェンマイで狂犬病の治療ができる病院とは?

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もし東南アジアで狂犬病に罹患する可能性があって、
某ネパールの病院みたいに約2倍の値段で売るアレな病院しかなかったら、
タイのチェンマイに飛べ!ですね。



 ネパールで狂犬病治療をしてよかったこれだけの理由

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これはインドの会社が製造したジェネリック(代替薬品)の
狂犬病ワクチンの箱です。600円ほど。
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対してマレーシアで接種したフランス産の純正ワクチンは
病院で接種すると一回16000円。ちなみに普通の病院では
ワクチンを置いておらず、国立系の病院またはハイクラスの
私立病院でないと無いようです。

クアラルンプールでは、狂犬病はほぼ過去のものになっており、
ワクチンを多くの病院では置いていません。経済が発展して
狂犬病対策を国がしっかりとやれば収束します。すると
薬も不要になるので見つけるのが大変になります。
HRIGやERIGもマレーシアでは、ほとんどおいていないようです。

最後に

「狂犬病の予防接種はするべきか?」

 と聞かれますが、私はしたほうがいいと思います。理由は以下の通り。

①ワクチン接種が5回でなく2回で済む(噛まれた0日+3日)

②HRIG、ERIGなどの血清をうたなくて済む(抗体が既に体内にあるので)



みなさんの海外生活に少しでも参考になれば幸いです。
↓ネパールに行く方は、よろしければどうぞ。





ちなみにこの本、瞬間最大風速ですが
ついに一位!
海外旅行ガイドで一位になったこともあるんですよ!