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ほんの3日前のことですが。

ある日本人がネパールの山奥で犬に噛まれてしまい
狂犬病の血清を求めて、あるネパールの病院をおとずれました。
「ち」からはじまる日本人に有名なガイドブックにものっている病院。

なんとそこにはネパール人で日本語をはなす通訳もいたのに
「ち」からはじまる本では一言もそれに触れていなかったそうな。

その日本人が最初に訪問して血清をうってくれと頼んだところ、
HRIGのみしか置いておらず、一切、一言も

ERIGという代替薬品もある

と説明をしなかったそうな。そして通訳からは、

もしHRIGを今うたないと、あとで死ぬかもしれないよ。
アタシはこの仕事をここで10年以上やってるからさ、
同じことを何度もいってるんだけどさ、医者も同じこというだけだよ」

と言われたらしい。HRIG以外の選択肢はないかと?思った日本人は
地元ネパール人の力を借りてHRIGとERIGの違いをしり、ERIGを
接種して国に帰ったそうな。その人は、帰る前にそのネパールの病院に

「なんで教えてくれなかったんですか?」

と、聞きに行ったそうな 。そうしたら

「説明した看護婦Aが忘れてたみたい、ゴメンね」

と、看護婦Bから謝られたらしい。10年以上同じ事を
通訳は言ってるのに、何で俺の時には説明しないんだよ?と思い

「HRIGの保険金目当てじゃねーか?」 

と思ったその日本人は、その矛盾を指摘。ゴメンねと謝った看護婦から

「自分からは言えないから、このアドレスにメールを書いてくれ」 

と病院の名刺を渡されました。その日本人は、そのことがとてもとても
気になったので、帰国してからどうなってるのか、メールで質問したそうな。

そうしたら、以前はERIGを置いていたけど病院としては一番安全な
HRIGを勧めたいのでHRIGのみにした、という過去の経緯を教えてくれました。

別に馬からつくるERIGでも、1%の人がアレルギーがあるのは確かにリスク。
でも99%の人は健康上何の問題もないとWTOが言っている。
そんなのリスクじゃない、とか突っ込んでも得るものはあまりない。

大事なのは、今後はERIGも在庫としてちゃんと取り置き、
しっかりと両方の説明をして、正しい知識を提供した上で
利用者に判断してもらう姿勢に変える説明のメールをくれたそうな。

それはそれは、良い病院だと思わんかね?紹介しよう。
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CIWEC CLINIC 場所は
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イギリス大使館やインド大使館の近く。
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建物はこんな感じで
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なかの雰囲気も先進国に近い病院。アメリカのドラマに
出てきそうな感じ?年が明けたのにクリスマスツーが
まだあるあたりは、突っ込んだらいかんぞ。
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日本語の通訳がいるから、日本人にも安心。

もしこの病院でERIGありませんとか、説明を受けなかったとか
そういうことがあった場合には、教えてくんかのう。その病院に

「ぬしゃー、どーなっとんじゃ、なめとんのかゴラァ」

とはいわんが、ちゃんと確認します。
(ただ、本当にない場合でも責任はとりかねます、ご了承ください)

それと、狂犬病は致死率100%。他にも危ない病気は色々ある。
何があるかわからんから、旅行中は保険にはちゃんと入ったほうがいい。

お金が原因で人生を棒に振りたくはなかろう?1%はERIGが駄目な人も
いるからのう。アジアで犬にかまれたらここに来るとよいみたいですよ。