日本でお会いした @kanchan_r さんが、
ブログを書いたり自分が現地採用をしている理由をまとめていた。
私もよく聞かれるのでこれを機会にまとめてみたいと思う。
①現地採用の理由
インドに行ったのは通訳翻訳の実務経験を積むため。
インドでIT翻訳の実務経験をメインに積んだものの通訳経験は不足。
日本ではIT系の仕事(特に翻訳)はあるものの通訳メインの
仕事はまだ早いという感じの評価だった(気がした)。
なので、今度は通訳の実務経験を積むために現地採用で仕事をしている。
②マレーシアの理由
1)日英通訳が発生する場所だから
日英なので、アジアで対象になるのは香港・シンガポール・マレーシア・インド。
前者2個は思ったよりも仕事がない。インドはあるけど
ITがメインなのと、もう一度インドで、という感じに今はあまりない。
なので消去法で残っており、実際に仕事があったマレーシア。
2)物価がそこそこ安く、現地採用の給料でも工夫すれば一応貯金も可能
3)食事がバラエティー豊かで比較的住みやすく、そこそこ発達しているから
③最終的な目標
「アジア就職でスキルを磨き、キャリアアップのモデルケースを作る」
まだ、アジア就職でキャリアチェンジ→日本帰国後更にキャリアアップ
といったリニアな転職活動をして活躍している人という事例を聞かない。
通訳翻訳は労働者派遣法の導入において最初にその対象になった
職種のひとつで、極めて専門性が要求される仕事ともいえる。
どこで経験を積んでスキルとして身につくものなら、日本国内・国外を
問わないはず。海外の方が就業が楽な場合は、海外にいって
実務経験を積むほうが良いのではないか、という仮説を実証する為に
アジアで現地採用として仕事をしている。
通訳翻訳というアウトプット重視な仕事で無理なら、他の仕事は
もっと無理だろう。(私のスキル不足でこの挑戦がポシャる
可能性もあるが、そうならないように最大限努力したい)
日本の日英通訳の多くは
1)帰国子女
2)金融・会計などの前職の経験をベースに始める
3)海外の通訳・翻訳大学院で勉強
4)英語圏(米国・豪州など)での通訳実務実績
といった感じの背景がある人が多い印象がある。でも、私のように
元教員でアジア就職経由の人は多分ほとんど居ないと思う。
もちろんどういった背景の人でも、通訳になるために血のにじむ
努力をしているはずだ。しかし、いわゆる英語がかなりできる日本人が
(勉強してTOEIC900位まで頑張って上げた人が)
通訳レベルに自分の力を引き上げるにはものすごい努力が必要になる。
その過程に通訳学校にある程度通ってからアジア海外就職を入れて、
一気に実務経験を積みに行く方が、効率がいいと思う。特に私のように
フツーの日本人が通訳になりたいという、土台がキツイ場合は尚更。
だからこそ、それを実証したい。また、トライアンドエラーの過程から
見える物がなんなのかを自分も知りたい。
あとは単純に
ほかの人があまりやってないならやってみても面白いと思う
ってだけな部分も結構ありますw
④なぜブログをかくのか
挑戦の過程での副産物として何か面白いことがあったら皆さんと
共有できれば、という感じでブログの記事を書いています。
池上さんの開票結果のTV番組に出ていた発言の一部を流用すると
「ネットに功徳を積む」
感じで皆さん意少しでも何かしらの参考になれば、と思いブログを書いてます。
そんな海外就職に興味がある方用に↓本も書きました。
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