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本をプレゼントする、されるのは本当に難しい。
された側には「読まないといけない」感が出るし、
した側には「読んでくれたかな」感が出てしまうから。

なので過去に人に本をプレゼントする事はできるだけ無いように、
本はプレゼントしないようにしてきた(多分)。

(よほど相手が必要としていることが分かる、
または相手がきっと楽しんでくれると分かるのは例外)

今回はたまたま著者の親戚の知り合いという
近いんだか遠いんだかわからない人経由で

「きっと矢野さんなら楽しんでもらえると思って」

この本をシンガポールでプレゼントされましたので
読んでみました。

ぱっと見た感じ面白そうだし、感想を聞かれたときに
一応返答をできるように早めに読んでおこう的な感じで

数ページよんで見たところ、予想以上に面白かったので(失礼)
一気に読んでしまいました。

文体はどこか自分がインド在住時代にブログで書いていたものと
近い感じがしなくも無い感じですが、個人的には好きです。
それと、傭兵がジャングルで生き残るために必要な魔法の粉
という話題が本で出ていましたが、きっとこのブログのページ
昔読んだのではないか、文体などもこれに影響されたのではないか、
というのが感じられて好感がもてます。

2つ特に印象に残っている記事があります。

1点目

8時10分に家を出るのにスヌーズ機能のせいで
7時52分に起床した

という朝ごはんブログを自称する人にとってしてみれば、
その事象だけを切り取って分析をしてみるとやはり
フィージビリティーテストの結果報告プレゼンで赤信号が灯るのに
はらたいらさんも間違いなく3000点賭けるであろう
バッドエンド確定な状況でも、手際よく朝食をちゃんと作って
食べて家を出たという、奇跡に近い所業であります。

どうやったのかは本をチェックしてみましょう。

二点目

様々な料理途中や結果の写真です。

炊飯器を使った料理の幅広さ
写真をふんだんに使ったビジュアルに訴える分かりやすさ
美味しそうなんだか美味しそうじゃないんだかぶっちゃけ分からないけどとりあえず自称美味しそうな感じ

が、面白い。炊飯器を使った料理とかはネットで探すとレシピはありそうですが、
(物によっては)再現してみたくなる気持ちの高まりが、普通のレシピと違います。
再現率の歩留まりというかお料理コンバージョン率は結構高いと思います。

シンガポールで誰かの家に持ち寄りパーティーになったらこれを参考にしたいと思います。

それとおまけですが、

「料理の話が出たときにこいつ、デキる!と思わせるモテセリフトップ4」

のせりふのモテなさそうな感じも、いい仕事をしてますね感が持てました。
個人的には4位が一番モテなさそうです。
(ちなみに私もインドに良い包丁と砥石もって行きました)

シンガポールで外食ばかりの日本人には気持ちが少し騒ぐ一冊 ですが、
明日からも家で料理をしないで外食したいと思います。

中華のミックスライス最高ー!

・・・その内本気だします。多分。

よろしければどうぞ!