やのなのねのblog

学校教員→通訳学校→インドのIT企業で通翻訳(日本語スペシャリスト)→日本・マレーシアの合弁アニメ系企業で通翻訳(通訳多め、トランスレーター)→シンガポールの日系メーカー(通訳専属)

2013年08月

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日本でお会いした @kanchan_r さんが、
ブログを書いたり自分が現地採用をしている理由をまとめていた

私もよく聞かれるのでこれを機会にまとめてみたいと思う。

①現地採用の理由

インドに行ったのは通訳翻訳の実務経験を積むため。
インドでIT翻訳の実務経験をメインに積んだものの通訳経験は不足。
日本ではIT系の仕事(特に翻訳)はあるものの通訳メインの
仕事はまだ早いという感じの評価だった(気がした)。

なので、今度は通訳の実務経験を積むために現地採用で仕事をしている。

②マレーシアの理由

 1)日英通訳が発生する場所だから

  日英なので、アジアで対象になるのは香港・シンガポール・マレーシア・インド。
  前者2個は思ったよりも仕事がない。インドはあるけど
  ITがメインなのと、もう一度インドで、という感じに今はあまりない。
  なので消去法で残っており、実際に仕事があったマレーシア。

 2)物価がそこそこ安く、現地採用の給料でも工夫すれば一応貯金も可能

 3)食事がバラエティー豊かで比較的住みやすく、そこそこ発達しているから

③最終的な目標

「アジア就職で
スキルを磨き、キャリアアップのモデルケースを作る」
36_result
まだ、アジア就職でキャリアチェンジ→日本帰国後更にキャリアアップ
といったリニアな転職活動をして活躍している人という事例を聞かない。

通訳翻訳は労働者派遣法の導入において最初にその対象になった
職種のひとつで、極めて専門性が要求される仕事ともいえる。

どこで経験を積んでスキルとして身につくものなら、日本国内・国外を
問わないはず。海外の方が就業が楽な場合は、海外にいって
実務経験を積むほうが良いのではないか、という仮説を実証する為に
アジアで現地採用として仕事をしている。

通訳翻訳というアウトプット重視な仕事で無理なら、他の仕事は
もっと無理だろう。(私のスキル不足でこの挑戦がポシャる
可能性もあるが、そうならないように最大限努力したい)

日本の日英通訳の多くは

1)帰国子女
2)金融・会計などの前職の経験をベースに始める
3)海外の通訳・翻訳大学院で勉強
4)英語圏(米国・豪州など)での通訳実務実績

といった感じの背景がある人が多い印象がある。でも、私のように
元教員でアジア就職経由の人は多分ほとんど居ないと思う。

もちろんどういった背景の人でも、通訳になるために血のにじむ
努力をしているはずだ。
しかし、いわゆる英語がかなりできる日本人が
(勉強してTOEIC900位まで頑張って上げた人が) 
通訳レベルに自分の力を引き上げるにはものすごい努力が必要になる。
その過程に通訳学校にある程度通ってから
アジア海外就職を入れて、
一気に実務経験を積みに行く方が、効率がいいと思う。特に私のように
フツーの日本人が通訳になりたいという、土台がキツイ場合は尚更。
だからこそ、それを実証したい。また、
トライアンドエラーの過程から
見える物がなんなのかを自分も知りたい。

あとは単純に

ほかの人があまりやってないならやってみても面白いと思う

ってだけな部分も結構ありますw

④なぜブログをかくのか

挑戦の過程での副産物として何か面白いことがあったら皆さんと
共有できれば、という感じでブログの記事を書いています。 
50_dictionary
池上さんの開票結果のTV番組に出ていた発言の一部を流用すると

「ネットに功徳を積む」

感じで皆さん意少しでも何かしらの参考になれば、と思いブログを書いてます。 

そんな海外就職に興味がある方用に↓本も書きました。
 

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先日、コンドミニアム内でバスケに行くアフリカ系の人を目撃。
私もバスケをしたいので場所を教えてくれ、と聞いたら


「待ってるから準備して来なよ」

と言われたので着替えて一緒に行く事に。

コートに着いたら私と彼の2人しか居なかった。
シュートの成功率もスピードも、レベルが違う。
1on1でボコボコにやられた。世界が違うとしか思えなかった。

奴らの運動神経は異常。

そんな彼はガーナ出身。親はパイロットをしているようで、
ヨーロッパにも親戚がいて遊びに行ったこともあるらしい。
兄弟には、国外で仕事をしている人もいるようだ。
しっかりと教育を受けた事は英語からも想像できる。
英語とフランス語を話す国際人、といった感じの28才。

マレーシアの大学で経済系の2個目の学位を取得し、
将来はオーストラリア で仕事をしたいと言っていた。

それと、誇らしげに面白い事も言っていた。

「自分は、学費などを出していない。奨学生だ。
それも、勉強でなくバスケで勝ち取った奨学金だ。」

それじゃあ、俺が勝てる訳がない(涙)

日本のスポーツ界でも外国人留学生の流入が激しい。セネガル人
留学生が高校バスケットではセンタープレーヤーとしてスカウトされる。
ケニヤの生徒が冬の高校駅伝では学校の代表として、都大路を走る。

色々な意見はあるものの、私はこれはこれで良いと思う。
日本では留学生の活用に関して

「1チームに00人まで、公式試合に出られるのは00人まで」

といった決まりがあるところもあるが、 マレーシアの大学バスケには
こういった決まりはないらしい。なので状況によっては

マレー人5人VSアフリカ系プレーヤー5人

なんていう展開もありえるらしい。南無。
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彼は休日には子供にバスケットを教えている。

「インターナショナルスクールで教えてるけど、
日本人の女の子がいてね。今は夏休みで帰ってるけど、
背が高くて左利き。飲み込みが早いから、あいつは上手くなる」 

などと、楽しそうに語ってくれた。他にも、小学生向けなど
色々な所で教えているらしい。本当にバスケットが好きなようだ。

 「バスケで奨学金もらってるからやるけどさ、本当は
試合でやりたくないんだよね。ってか、コーチから今更

「スタミナがないからもっと走れ」

とか言われたくないんだよね。まぁ、でも奨学生だから
仕方ないんだけどさ。こんなことを、お前にいっても
しょうがない愚痴なんだけどさ。好きなときにフープの
あるとこに来て、自分の好きなようにやれればもう
満足なんだよね、俺的に。正直、なんかもうしんどいわ。」

との事。スポーツで奨学金を得て外国の学校に行き、
卒業をして外国で暮らす。これがある意味では
アフリカの人の生存戦略でもあるのだなぁ、と。

オリンピック前には国籍を変える選手が世界中で続出し、
「国」の威信をかけた戦いに挑む。
「大学」の名誉をかけ、また次年度に良質な選手を
入学させられるよう広告として、という大学の生存戦略のため、
アフリカから留学生がマレーシアにやってくる。
(それが生徒増加につながるかは正直不明だが。)

その共生に、文句はない。ただ、一つだけ彼と私の
共通点がある。

「夢を叶えるために、多少の我慢はやむを得ない」

だから、マレーシアにいて、頑張る。 この部分は共感する。
自分がやりたいことを全てできて、全てが思い通りになる、
そんな世界はない。でも、少しでもそれに近いものを
得られるように努力をする用意がある(したくなくても)、
というのは生きる上で大事な要素だと思う。それが例えば
住む国を一時的に変える、とかいう事も選択肢として取りえる。
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別に全ての人がこれをすべきとも思わないし、
それぞれが自分の生存戦略の元で決断して
生きていけばいいと思う。でも
目標を実現するために、
あなたは何かを犠牲にできますか?例えば、日本の生活とか?

 とりあえず、彼と
これからも一緒にバスケをできるのが楽しみだ。
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こっちで入居したアパートの写真。

仕事が始まって、昨日からラマダン(断食)明けの休暇に入っています。
ローカルスタッフとも、またこちらに仕事で来ている駐在の人とも
少しづつ仕事やプライベートな時間を通して色々話をしています。

みんないい人そうで、職場の雰囲気もわるくないので
(これからどうなるかはわかりませんが・・・)
一緒に仕事をするのが楽しみな感じです。 

ただ、駐在で来ている日本人と現地採用の違いは感じます。
特に金銭感覚ではちょっと違うなぁと思うことがあります。
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ローカルのイオン従業員の基本給がこの広告だと1600〜2200RMです
(マレー語を読めないのでもしかしたら違うかもしれませんが・・・)
私からすると1RMが100円感覚でローカルの人は生活をしている、
という認識で考えます。

実際のレートは1RMが30円なので、為替手数料をひいて
1万円で310RM位になり、日本の物価の3分の1ほどという感じです。

駐在員の住むところは会社支給で、日本でも出張手当が出ます。 
何を見ても日本の値段と比較すれば安いので、普通の日本人が

ヒャッハー

という感じになってもおかしくありません。

しかし、私の場合だと現地採用なのでそれほど給料は多くありません。
更にアジア慣れしている私と、アジアがはじめてという人もいるので
やはり感覚は違いますが、まぁそれはそういう物と捉えるしかないと思っています。

あくまでも自分の意思で来ている私と、
会社から派遣されている人の違いはあります。

特にアニメ関連の人材管理や組織運営、またローカルの
クリエーターと協働して映像を作成する仕事をするという、
ある意味で特殊能力をもった人達です。日本でもトップレベルの
クオリティを出している会社なので、その中でも選りすぐりの
精鋭です(外見がカジュアルすぎてそう見えない事もあるけど)。

現地採用で日本人の求人をしても、同レベルの人を集めるのは
相当難しいと思われます。使用言語が日英で、管理職も任せられる
マレー人クリエーターがどれくらいいるか、という点を考えると
ある意味で待遇がこの位になるのは当然かなぁと自然と思えます。

といっても一緒に食事をすれば自分一人なら行かない所に行きます。
また、休みに観光に行けば、それなりにお金もかかります。

インドならもっと生活費が安かったのですがマレーシアではやや高いので、
そこのバランスをどう取るかというのがポイントになります。

なんだかんだで一緒に行動するのも楽しいし、
一緒に出来ることはするし、そうでなければ断る、
というメリハリが必要だと思っています。

あとは、生活コストを下げるために工夫をする事も大事です。
そのためにどのような工夫というか優先順位付をしたのかを
次回以降書いていきたいと思います。 

採用に至るまでの軌跡や、海外での就職活動で
いくら かかったかは↓をどうぞ。
 
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少し前ですが、私の南インド書籍がVoyagerという
サイトで紹介されました

その際に、光栄にもこの運営会社の社長から一度お会いしたい
と声をかけていただき、日本にいた時に六本木で食事をしました。

食事はインドカレー で、楽しい時間を過ごすことができました。
その際に、その社長が編集した本を献本していただいて、
早速読んでみたのですが、かなり面白かったです。

簡単に言うと、世界のクロサワが監督するはずだった
作品「トラ・トラ・トラ」 の美術担当だった人の話です。
彼の家にあった様々な資料の写真が出ています。

タイトル通り、木で軍艦を作るという凄い話です。
当時福岡にビルを一棟たてる以上のお金を使って
映画のセットを組むという豪華さ。実際に軍艦の写真を
みるとデカさと精巧さに圧倒されます。

これを読んで気になったのが「断捨離」 について。
美術担当の人が物をとっておいたから、そこに思い入れが
あったのでこの資料が21世紀に掘り返される幸運にあった。

特に海外生活でどんどんものを捨てているの私は、
何でも右から左に捨てればいいというわけでない、と
言われたような気がしました。

その資料(写真や台本など)の凄さといい、話の濃さといい、
かなり面白いです、クロサワファンは是非読むべきです。

当該サイトで売ってますし、アマゾンでも買えます。 
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